「よしっ、荷物は積んだし、サー子も乗ってるし、マサもちゃんと持ったし!」

「おいっ!!」

「忘れ物はなし!天気は最高!気分も良好!テンションは最高潮!!ってことで」


エンジンのかかった車に、最新のヒットナンバーが流れ出して、開け放した窓から外に溢れていく。
白い雲がゆったりと流れる青空の下、三人を乗せた車は軽快に走り出した。


「いざ、しゅっぱぁああつ!!!!」