「お姉さんが二人に、将人と三つ子、それに妹って…七人兄弟か、おばさん頑張るな」
携帯を見つめたまま笑みをこぼし、あっという間に返事を打ち終わる。
母への返信とは違って、さほど時間がかかることも悩むこともなかった。
ゴロゴロ転がりながらうつ伏せになり、暗闇に目を凝らして机の上の卓上カレンダーを見つめる。
最後の週を眺めていると、また自然に頬がゆるんだ。
“あたしも実は楽しみ、おばさんにおめでとうって伝えて!また近いうちに遊びに行くから“
ふと視線を落とすと、先程打ち込んだ文面の上に、“送信完了”の文字が踊った。
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