病院に着いて、急いで空輝の元へ行こうとしたけど……



雅「結愛?」


流「結愛ちゃん?」



足が竦んで、動けなかった。


空輝の元へ行きたいのに行けない。

なんで?

怖い。

空輝が行っちゃいそうだから?



トンッ


足が動いた。


?「結愛なにしてんの。
早く、空輝の所に行ってよ!」


「……悠良……茅陽。」


茅「そうそう。空輝が待ってんぞ!」


「……うん。」



動けるようになった足で空輝の元まで走っていった。



ハァハァ…



隼「結愛。」


「空輝…。」


隼「まだ、大丈夫。
空輝は生きてる。
ちゃんと動いてるから。」



窓越しから空輝を見てるだけしか出来ない。


空輝……お願い、空輝を私から取らないで。


そう祈った。