「雅!」


雅『結愛!急いで乗って!』



雅は私にヘルメットを渡し、言った。


私は急いでバイクに跨った。



祈「結ちゃん!僕たちもついてく!」



龍月のみんなもバイクに乗って来た。


雅は急いで、バイクを発進させた。



私は、強く雅にしがみついた。



雅「安定してたけど、急に乱れて救急治療室に
入ったって連絡が来た。」


「……。」


雅「大丈夫。隼人が空輝の側にいて
助けてあげれるのは結愛だけだからって。
だから、俺が結愛を空輝の所まで届ける。
結愛、空輝を助けてやって。」


私は沢山頷いた。





空輝…待ってて、だから、遠くへ行かないで…。
私を置いて行かないで。






そう、願った。