仲間だと思っていた人達に信じてもらえなく、私は逃げることしか出来なかった。

何も考えず動いていたら、空輝と最後に来た海にいた。


空輝に会いたい。

空輝の元に行きたい。


空輝はこんな私を受け入れてくれるだろうか?



私ってこんなにも弱いんだ。


もちろん、強さなんて求めてないけど誰かを守れる強さがあったらこんなことにはならなかったのかも。



「はぁ…。」



ため息をついた。



?「ため息ついてどうしたの?」



私は声がする方に振り向いた。



なんで……この人はここにいるんだろう?
捕まったはずじゃ……。



孔雀総「驚いた顔をしてるね。
そんな顔も可愛いけど。」



ゾクッ



“怖い”



ただ、それだけを思った。




孔雀総「キミはきっとここに来ると思ったよ。
俺たちは運命なんだよ。」




そういうこの人に私は震えが止まらなかった。
逃げなきゃ。この人から逃げなきゃ。


そう思うのに、体が動かない。



近づいてくるこの人から逃げたい。
でも、動かない。




助けて。


助けて。



助けてよ。空輝!