直『雅?』



俺は電話をスピーカーにしてみんなに聞こえるようにした。



「直哉さん…すいません。
俺たち、結愛を追い詰めてしまって。
結愛のことちゃんと信じてあげれなかったです。」


直『は?どういうことだ。』



電話越しからでも直哉さんの殺気が伝わってくる。



隼「証拠の写真があるんです。」



隼人が横から口を出した。



直『隼人か。
証拠の写真ってのは結愛が孔雀の総長に
抱きしめられてるっていう写真か?』


茅「そうです。分かってるなら……」


直『分かってねぇのはおめぇらだ。
その写真は孔雀側が作った写真だ。
お前らが結愛と一緒にいれれない日があっただろ。』


直『その時、見計らって結愛に近付いて
お前らを貶めようとしてるのが分かるだろ!
その情報をハッキングしたなら、
近くの監視カメラもハッキングしろよ!』


「……。」


直『とにかく、結愛が裏切るようなことはしねぇよ。
ちゃんと話聞いてやったのか?』


悠「……聞いてないです。」


直『もし、結愛に危ない目にあったら
ただでおかねぇからな。』



そう言われ、電話を切られた。



俺は、直哉さんに聞いた話をみんなに話した。



茅「え…じゃあ、結愛はストーカーされて
あの状況の写真を撮らされてたってこと?」


悠「それも、隠し撮り。
俺たちヤバいことをしたんじゃ。」


隼「あぁ。早く結愛を探さないと。」



みんなを集め、結愛を探しに出た。
結愛が無事であることを祈って。






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