side雅
この写真見て、結愛が裏切ってるんじゃないか思って俺らは結愛の言葉を信じず疑い責めた。
結愛の「信じて。」は信じてあげれなかった。
俺はこの中で1番下でみんなの言葉を信じて結愛を信じれなかった。
結愛を追い出したのに、ここの空気がこんなに重くて苦しいなんて。
茅「はぁ、すっきりした。
あとは、空輝が目を覚ますのを待つだけだな。」
悠「そうだね。」
隼「……雅どうかした?」
「もし、空輝が目を覚まして結愛がいないって
知ったらどうなるんだろ?」
茅「いや、空輝も知ってんじゃね?
裏切ったこと。」
悠「そうそう。空輝が戻ってくるまでに
早く消しただけだよ。」
やっぱ、みんな信じてない。
俺も信じてあげれなかったから同じか。
〜♪
俺のスマホから着信音がなった。
相手は直哉さんだった。
「もしもし、どうかしたんですか?」
直『結愛、そこにいないか?』
「結愛は……いないです。」
直『そっか…。』
「戻ってないんですか?」
直『あぁ…。』
あれから、3時間経って今7時だ。
直『今日、6時には帰るって言ってたんだけど。
ひとりで行動してなきゃいいけど…。』
「何かあるんですか?」
直『孔雀の総長が脱走したらしい。
取り調べ中で署から居なくなったって。』
「え?!」
直『孔雀の総長、結愛のストーカーだったんだ。』
「それ、本当ですか?」
直『あぁ。』
もし、それが本当だったら……俺たちはとんでもないことをしてしまった。