隼「近くまで送ってくな。」


「え、大丈夫だよ?」


隼「危ないから送ってく。」


「ありがとう。」



そう言うと、隼斗は行くぞと言って前を向いて歩き出した。
私は隼斗の元まで急いで行って、隣に並んだ。



どうも隼斗と会ってから昔の懐かしい記憶が蘇る。



嫌な思い出もあるけど、それも懐かしく感じる。




隼「何笑ってんの?」


「ううん、懐かしいなぁって思ってた。」


隼「…そっか。」



隼人は一瞬悲しい顔をしたけど、和やかな表情していた。





ブォーン、




数多くのバイク音が聞こえる。



私はパッと隼人の方を見た。