私達は近くの公園に来た。



隼「ここはあんま人が来ないから安心して。」


「うん。」



ベンチに座って、ゆっくりと話し出した。



「…今でも昔のことを思い出すの。
あの時のことを。
忘れちゃいけない忘れたいあの日のことを。」

「みんな、心配してくれてた。
それから、私もみんなに応えようとして
みんなと一緒にいれるようになった。」

「その後、色々な事があった。
また、裏切られて、信じてもらえなくて
あの日のことが思い出して、怖くて逃げてきた。」

「逃げちゃいけないことは分かってる。
でも、また1人になるのは怖かった。
逃げれば忘れれるって思った。
忘れれなかった。忘れれるはずなかった。」

「私は…逃げて…クウ フワッ」


隼「もう大丈夫。
悪ぃ、話させて。
あの日のことは俺も忘れてない。
結愛を傷つけてしまったあの日のことは。」

隼「だからこそ、結愛の味方で
ありたいって思ってる。」


「隼斗…私……戦うよ。
隼斗達のためにもあの人のためにも。」



私は隼斗と向き合った。



隼「あぁ。」


「話を聞いてくれてありがとう。」


隼「俺こそ、ありがとう。
結愛強くなったな。」


「っ!…うん。」