流輝が出ていってから、しばらくたった。
慎「玲欧、大変です!」
玲「どうした?」
慎「これを見てください!」
慎史の慌てた声を聞いて、僕と晃史も集まった。
画面を除くとそこには蛇鬼と葵依ちゃんの姿が写っていた。そこには、美雨乃ちゃんが何かされてる姿もあった。
もしかして
美雨乃ちゃんは葵依ちゃんに会いたくなくて、ここにいたいって言ったのかも…。
玲「美雨乃、これはいつことだ。」
美「…そ、それは……」
美雨乃ちゃんは震えていた。
晃「玲欧、思い出させない方がいいんじゃないか?」
玲「…そうだな。」
僕には一瞬美雨乃ちゃんが笑った気がしたけど、そんな訳ないか。笑う理由が分からないもんね。
ってことは、葵依ちゃんは裏切り者だったって事が分かった。でも、事実かどうかわからない。
玲「祈颯、流輝と透を呼び戻せ。」
「え。う、うん。」
僕は、楓生に連絡して流輝と透が学校にいるか連絡した。
それから流輝と透が戻ってきた。
今の話をしたら、驚いた顔をした後、悔しい顔をした。
なんで、悔しい顔をしたのか分からなかった。