side流輝
晃「流輝、説明してもらおうか。」
「俺は、同じことを繰り返したくない。」
祈「何言ってるの?」
「俺は自分の意思で動きたいって言ってるんだ。」
玲「それは、ここを抜けたいって言ってるのか?」
祈「玲欧!!」
玲「そういう事だろ?
総長と姫の言うことは絶対だ。
それを流輝はあいつを逃がした。」
流「そういう風に読み取れるならそれでいい。」
玲「分かった。」
祈「玲欧!
流輝も変な事言わないで!
今なら間に合うよ!謝りなって!」
「祈颯、俺は謝らないよ。
前から疑問に思ってた。
玲欧って本当は最初から美雨乃さんが
好きだったんじゃないかって。」
玲「どういう意味だ。」
「結愛ちゃんを入れたのはただの気まぐれで。
好きみたいな発言をしてたけど、
違ってたってことでしょ?」
玲「そうかもな。」
「俺は今でも、結愛ちゃんが好きだよ。
ここにいる誰よりも。
居なくなって今も俺はずっと探してる。
それ位好きなんだ。」
祈「流輝。」
玲「なら、余計にここから出ていってもらわないとな。」
ごめん。
楓生、透。
俺は自由になるよ。