「本当の所は彼女に近づくため。」


晃「やっぱりな。
お前は裏切り者だってことを
自分で言ってんじゃねぇか。」


「何が起きて裏切り者だと言ってるのかは
知らないけどね。」


慎「あなたが美雨乃さんを蛇鬼に売った事ですよ。」


「蛇鬼?
やっぱり、あなた蛇鬼の仲間だったんだ。」


晃「てめぇ、何言ってんだ!」


「これで動きやすくなった。
私もここから出てく。」


晃「そういう訳にはいかないって言ってんだろ!」


「じゃあね。」


晃「てめぇ。」


流「ここからは通しません。」



流輝が晃史を止めていた。
私はその光景に驚いた。



流「葵依さん、行ってください。」



流輝のその言葉を聞いて私は部屋から出た。

下にいる者達は疑いの目を私に向けていた。



楓「大丈夫だったんですか?」


「ありがとう。」



私はそう言って、倉庫から出た。