私は1人になって調べた情報と共に事件が起きた場所に向かおうとした。


蒼聖には悪いけど、やっぱり私が動かないと行けない気がする。みんなに頼り過ぎちゃ行けないんだ。



楓「葵依さん。」



門を出ようとした時に楓生が目の前にいた。



「どうしたの?」


楓「総長からの伝言です。
“倉庫に来い”だそうです。」


「……。」


楓「そして、流輝から
“信じれる人と一緒にいて下さい。”
って預かってきました。」


「私はどっちを聞けばいいの?」


楓「俺も分かりません。」


「もし、私が総長さんの話を聞かなかったら、
あなたが怒られてしまうんでしょ?」


楓「俺の事は大丈夫です。」


「多分、これは大丈夫じゃないと思う。
行く。」


楓「でも!」


「大丈夫。私の信じれる人ならそっちにもいるから。」


楓「??」


「あなた達なら信じてもいいと思ったの。
それではダメなの?」


楓「分かりました。
葵依さん、俺ので悪いんですけど乗って下さい。」



私は頷き、楓生のバイクに乗った。