時「これでいいか?」
「うん、ありがとう。」
私は時雨からパソコンを借りて、今日あった出来事を調べ始めた。
カタカタッカタ
私のキーボードの音が部屋の中でなり続けていた。
調べた内容の中には
黒パーカー
少人数
10時22時
武器持ち
繁華街 裏道 空き地
と書かれていた。
これだけでは分からない。
族なのかただの不良なのか、それさえ分からなかった。
少人数で桜希の半分を潰したとなると相当強いことしか…。
私はひとまず手をキーボードから離した。
時「何か分かったか?」
「特に。何も書かれてないの。」
時「だろうな。
今回の相手は相当計画を
練ったやつらってことだ。
もしかしたら、裏に誰かがいるかもしれない。」
「裏に?組とか?」
時「それもあるかもな。
まだ、そこまでは分かってねぇけどな。」
「……。」
時雨の言葉を聞いて、私は思い浮かぶ人がいると思い考え始めた。
時「まぁ、そう深く考えない方がいいって。
まだ、何も情報も入ってないし、
あいつらからの連絡を待ってからでも
遅くはないって。」