「やぁー、可愛いわね〜!」


俺の母親も病院に来てくれて抱いて行った。



「紗凪さんにお疲れ様って伝えておいて?」



紗凪は、疲れているのでしばらく寝ていた。


「わかったよ」



赤ちゃんの名前は、紗凪が前から考えていた『綾女』と名付けた。



「かわいいねぇ…」


大翔が綾女の手に指に触れると、ギュッと握った。


「ぼくがおにいちゃんだよ〜!」


今日から大翔はお兄ちゃんになるんだな…。