一方、紗凪は産休中なので家でくつろいでいた。


仕事を辞めるつもりだったのだけど、また働いて欲しいと和嘉子さんが言ってくれたので産休ということになった。



テレビを観ていると、あれ?と思った。



テーブルの上にあるお弁当…



「…裕翔さんのじゃない?」



いつもは給食だけど、今日は月1回あるかないかの手作り弁当という日だ。



今日は別に裕翔さん急いでいたわけでもなかったんけど…