面倒くせえから、
一発ぶん殴ったらソイツ等はしっぽ巻いて逃げた。



俺っていいやつ~


なんて思ってたら、
バシっと俺の腕が叩かれた。


「触んないで…変態
チャラ男…」


無表情でそんな風に言うから、さすがに頭きた。


「助けてやったのに、
何なんだよ。その態度。」

「別に…助けてって言った覚えないけど。」


そう言ってたけど。


俺、気づいちゃったんだよな~。


手が震えてた。


本当は怖かったんじゃん。


強がりなんだって。


そう思ったら、可愛いなって思って。


いつか泣いた顔みたいとか思って。



俺がはじめに泣かせたいとか思って。




好きかもって思った。



おかしいよな~。


この俺が…