「先輩!」



と、扉がいきなり開いた。



勝手に部屋へ入ってくるような無礼な奴は1人しかいない。



「伊澄くん。レディの部屋に入る時はノックするんだよ」



「そのレディがいないなら問題ないっすよねそれより先輩!」



「おいこら?」



伊澄くんの勢いに、千陽ちゃんも苦笑いを零している。



「海いきましょ!海!」



「え〜?もうバイキング始まるよ!」



「いいじゃないっすか少しだけ!」



そう笑う伊澄くんの表情は、純粋そのもので。



「大丈夫かな時間…」



「早く!」



「わわっ」