あっちにしたら、知らない男にいきなり頬触られたんだよな…


気持ち悪いかな。
やめとけばよかったかな。


頭の中がその事でグチャグチャになっていると…



キーンコーンカーンコーン…

授業終了のチャイムが鳴った。



「はぁ…行かなきゃうるせえよな…」

この休み時間は俺にとって地獄なんだ。










「行くかっ!!」

気を引き締めて中庭のベンチに向かった。



――――


ドンッ

中庭のベンチに座り携帯をいじる。

周りを見渡すと…

女がうじゃうじゃいる…
うざってぇ…

俺が惚れてほしいのはあいつだけなのに…