そして屋上に行くと…香澄がいた。


リンゴジュースを渡して、伝えようとした時に…




「もぉ、私の所に来ないで…」


聞こえたんだ…一番聞きたくなかった
言葉が…聞こえたんだ。




「どうして??…嫌だったか??

気持ち…悪るかったか??」



やっぱりそぅだよな…



だけど君は


「気持ち悪くなんてないです。
彼女。怒りますよ??」


って…切なそうに、泣きそうに
微笑んで屋上から去ろうとした。



…なんだ。



君の腕を引っ張り抱きしめた。



…なんだ。片思いじゃない。