「きゃぁ!!」
案の定叫んだ。
俺は君の目の前にリンゴジュースを持っていき揺らした。
あげるって意味だぞ??
「よぉ。リンゴ。お前よく倒れるな。」
名前がわかんねーからリンゴでごまかした。
すると君は頬を真っ赤にしながら
「私…リンゴじゃないです。」
真っ赤じゃね―か…
「え―でも今もリンゴみたいだぜ??」
そして俺は林檎みたいな頬に触れた。
名前…聞くのは今しかない。
「名前…」
「へ??」
あ―くそっはずい…
けどここまで来たんだ。
「名前…なんつうの???」
また震えてる…俺の声。
チラッと君を見ると
なぜか君も更に赤くなっていた。