市川紗莉・高校2年
私は高校2年の夏大好きなソフトボール
から離れることを決断した。
理由は凄く慕っていた顧問の先生が
いなくなってしまうから。

丁度一つ上の学年が引退すると
同時のことだった。
同級生とも揉めて居づらくなったし
部活辞めたからクラスも移動
丁度明日から夏休みだからタイミングも
よかった。

だれにもあいたくない。

そんな毎日だった。



ある日知り合いから
『ここでバイトしてみない?
紗莉、いい笑顔してるからさ!』


この一言でバイトを始めた。



毎日毎日が暗くてつまらないものだったのに
一気に明るくなり楽しい毎日が
続いていた。


お客様一人一人と向き合い丁寧な
サービス。
頑張れば頑張るほど楽しくて
休みの日でもバイト先にいるくらい
どっぷりハマっていた。



夏休み明けてクラスも変わり
学校に行く理由がなく
休んでまでバイトしてたり
それが年末年始まで続いた。