だけど、ホッとしたのもつかの間……


裸女が口を開いた言葉に。


「今さ、警戒体制みたいだよ?南が言ってたんだぁ。祐也くんの様子が変だって」


体が固まった。

ーーえ……?まさか。



背中に伝う冷や汗。

あの時。雄大と私の話は、祐也だってしらない筈だ。


「麻衣ちゃんには、誰かしら付いてるし、私は南と一緒に居るけど、明日体育祭だし、ほら、美舞の主要メンバーはウチの学校じゃん?」

動揺を見せないように、頭を縦に振る。


「先生達も見張ってるからそれはないだろうけど、一応構えてるらしいよ?それに……」


裸女が、少し間を置いた。



「祐也くんが、黙ってる時は何かあるって。南が言ってた~」