「今?5時半」
「まじだりー。お前代わりに買い出し行けよ」
「祐也が来るから、電話すれば?外暑いし。俺はもう出ない」
「チッ……使えねえ……」
ーーコト。
暗いフロアから聞こえたのは、きっと靴の音。
そして。
コトコトコト。
足音が近付いてきて。
「ねみぃ~……あ」
暗がりから出て来て、目が合い、声を漏らした人は、黒のブラウスに、黒のパンツ。
しかもブラウスはだけてるし。
黒髪は短くて、清潔感がある。
一言で言えば、優しそうなお兄さん、だ。
丸い目をこちらに向けたその人は、私からすぐに目を反らし。
「慶太郎、お前女連れてくるの無しだって前にも言っただろうが」
さっき話してた口調とはまるで違う。
脅すように話す声は、私に対しての嫌悪感を現している様だった。
「まじだりー。お前代わりに買い出し行けよ」
「祐也が来るから、電話すれば?外暑いし。俺はもう出ない」
「チッ……使えねえ……」
ーーコト。
暗いフロアから聞こえたのは、きっと靴の音。
そして。
コトコトコト。
足音が近付いてきて。
「ねみぃ~……あ」
暗がりから出て来て、目が合い、声を漏らした人は、黒のブラウスに、黒のパンツ。
しかもブラウスはだけてるし。
黒髪は短くて、清潔感がある。
一言で言えば、優しそうなお兄さん、だ。
丸い目をこちらに向けたその人は、私からすぐに目を反らし。
「慶太郎、お前女連れてくるの無しだって前にも言っただろうが」
さっき話してた口調とはまるで違う。
脅すように話す声は、私に対しての嫌悪感を現している様だった。