どうしても自分が言ったと言いたくないのか、鳩が言っていたと続ける如月。
…本当、変な奴。
「そういえばそろそろ帰る?
もうすぐ5時だから」
5時で帰宅?
早いなと思ったけど、真帆はお嬢様なんだ。
帰って色々あるのかもしれないな。
「そうだね!
今日は皆、あたしのためにありがとう。
また今度どこか出掛けたいな!」
「私も私も!
今度は放課後じゃなくて、土日にしましょ」
「それ賛成。
ホクも来るんだからな?」
「きょ、強制スか?」
「当たり前だろ」
今度は土日に遊ぶことを約束し、あたしたちは一旦学校まで一緒に帰った。
きーくんと真帆は学校を出て左の駅の方に家があり、あたしと如月は右に家があるので、学校前できーくんや真帆と別れた。
「また明日ねー!」
「バイバーイ!」
今日放課後誘ってくれた真帆。
来てくれたきーくんと如月。
…本当に、ありがとう。