バスのなかは涼しい。
でも、バスのなかは少し混んでいる。
2人掛けの席に1人で座ってるなんて、あたしくらいだ。
好きな音楽を聴いて眠りの世界に引きずり込まれようとしてた時だった。
不意に肩を叩かれたの。
「あの、ここ、隣座っても大丈夫?」
「あ、はい、大丈夫です。今荷物どけますね。」
荷物をどけると、あたしと同じくらいの年齢の男の子があたしの隣に座った。
前髪が短くて横に流してて二重の目に、そのしたにはなきぼくろがあって
かわいいのにどこか爽やかな、そんな男の子だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…