変なのにされたらやなんだけど。



「実行委員どこ。」



夏輝が指を指す方向にいたのは、
明らかに頭の悪そうな金髪と、
地味ーずっぽい眼鏡。



あたしはその二人に近づき、
耳元に顔をやる。




「……てめぇら、変なのにしたらタダじゃおかねえからな」



二人とも固まった。


よし、おっけーぃ。



「夏輝ー」



「なんだよ。てか、あいつら青ざめてるぞ」



「いいやつにしてね!って頼んできた」



「なんでそれで青ざめてんだよ………」



ちょっとだよ、……殺気出したの。



だってやじゃん!
キモいのとか、
暑いのとかにされたらやだし。



残暑だしね今。