「あ、そう言えば漸がね?祐介のこと「おい!それだけはいうな!」」
「え?ダメなの?」
「ダメに決まってんだろうが!」
「えー。ねえ、祐介、漸が」
「は!?なんなの!?俺を貶めたいの!?やめろー!俺生きていけなくなるからー!」
「漸黙れ。で?」
悪いことだとでも思ったのか、すごい眼力であたしに言う祐介。
「漸が祐介のことカッコイイ奴だって言ってた」
「あー終わった。俺の人生終わった。」
部屋の隅でいじけ始める漸。
可愛いんだけど。
「どっちがだ。祈織、ちょっと付き合え」
「はーい。」
祈織と祐介が部屋を出ていった。
今なんて言った?
『どっちがだ』
「漸、聞いた?」
「は?なにを?」
聞こえていなかったらしい。