「相変わらず、健二郎は派手だねぇ。」


いっちゃんの声が聞こえて、目線を移すと。


そこには金髪の男の子。
ぶかぶかの制服のズボンには良く分からないシルバーのアクセサリー。
これまたいかついお兄さん達に囲まれて、笑っている。

あれが、幼馴染の相坂 健二郎(あいさか けんじろう)


私がこの町で生きてた16年間。
唯一変化があったのはこの健二郎との関係だ。


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