というか、あの、岡地君?



じりじり、近づいてきていませんか?



「大町さん」



「な、なに?」



というか、そのじりじり近づいてくるの、やめてくれませんか!



なんか怖いんですけど!



「俺、ずっと大町さんに訊きたいことがあったんだ」



そういいながらじりじりと近づいてくる岡地君。離れようと後ろに後ずさりする私。



しかしすぐ後ろはすぐ壁で、後ろに逃げられなくなってしまう。



そして後ろに逃げられなくなった私の顔の横の壁に、手をついた。