と思っても、元々の性格も邪魔して、テキトーにと言いながらも、あまり進んでいない。



うう、今日あったことってなんだ?



授業は……特にないだろ。



特筆して書くこともないしなぁ。



あーあ、明日だったら、講演会があって、書くことあったのにな。



……ま、悔やんでも仕方ないか。



とにかく、当たり障りないことを、いつもより大きめの字で書いてっと……



「ま、いっか。これで」



いつもよりもスカスカの日誌に、少し苦笑する。



なに悩んでたんだよ、自分。



するといきなり、後ろの扉を開ける音がして、びっくりして振り返った。