声のする方を向く。



そこには、女子が四人ほど、集まっていた。



みんな口を開いていたけれど、


なぜだか僕の聴こえたあの声が誰なのかすぐわかった。



だけど彼女は、歌ってはいなかった。



ただ、友達と笑っていただけ。