「茉莉っ!!!!クソっ!」
拓真は大好きな茉莉の
背中を追うように走った。
そう、茉莉は車が通っているその道へ
命知らずで飛び込んで行ったのだ。
小さな命を助けるために....
そして
〝ぶつかるっ!!〟
茉莉の胸には子猫がいた。
しかし車の運転手は子猫に気付かず、
茉莉が急に飛び出して来たように見えた。
キキーーーーーーーッッッ
鼓膜が破れそうなほど
その音が響いた。
一台の車のブレーキ音。
.....しかし、
それは止まることはなかった。
ーーーーードンっ!!!ズカッッ!!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…