『もしもし・・・』




未瑠だ!




眠たそうな声だった。




俺が黙っていると、
未瑠はさっきより強く
"もしもし"と、言ってきた。




「・・・もしもし」




『・・・智也?』




未瑠の声はビックリしていた。




「おう・・・。」




『なっ・・・何の用?!』




そういえば俺、何の用で
未瑠に電話したんだろ・・・?




今のうちに朝の事謝っとこ!




「朝はごめんな・・・。」




未瑠はあっさり許してくれた。




これには俺もビックリした。