「智也どうしたの？」




智也はドライヤーを
引っ張り出してきて、
コンセントを入れた。




「お前髪乾いてないじゃん！
よく風邪とかになるんだから乾かせ！！」




そう言うとスイッチを入れて、
私の髪に当てた。




「うわっ！ちょっと強いよ～！！」




「黙ってろ。」




智也のそんな声にドキッとした。




智也の手が私の髪に触れた。




智也の手大きい！！
いつの間、にこんなに
成長してんだろ・・・。




私はだんだん顔が
赤くなるのを感じた。




鏡なんて見れないよ～！




智也の手が上から下に移動する。




智也が髪を触り直すたびに
ドキドキした。




こんなんじゃ心臓もたんって！！