「みんな、今までありがとう。」





「えー今日でサミット君最後の日だ。

ってことで、今日のホームルームは

送る会をしたいとおもう。」




「先生……俺三田です。

しかも命日みたいになってんだけど。

死なないから俺。

みんなにに名前

覚えられてなくても死なないから俺。」




「よく言った!


さあ!パーティーはじめるぞぉーっ!」




「「「「「おおーーっ!!!」」」」」






「サミジマハル君が転校なんて…

うっうっ…鼻水がとまらないよ……」



「なんで鼻水だけ出てんの!?

涙まったく出てないし!

目カッサカサだし!!!」



「あ!膝ジェット!

昨日はメッセージありがとう!

助かったわ〜!

って!どうしたん!?

あ、お前が泣かしたんか!」



「えええええ!?おれ!?

てかコレ泣いたカウントされんの!?」



「違うよなみちゃん、

私はただこの人に狙撃されただけだよ」



「妄想ひどいっっっ!!」



「今川健二め、よくも…!!」



「誰それ!?

原型とどめてねえーよ!

サンはせめて入れてくれ!!




あ、そうだ。坂町。

俺、お前に話したいことがある…

「サイコブスくん!!!

こっち来て話そうよう!」



「宮川さん…。」



「……せっかく私達が喋ってたのに!」



「まあまあ膝ジェット。

今日でお別れなんやし

みんな喋りたいんやろ。

ほら、お前もはよ行ってこい。」



「お、おう。悪いな!」



「ほんとにそれだけかな?」



「え?」



「気にくわないなぁ…宮川さん。」



「膝…ジェット……?」






キーンコーンカーンコーン……








「あれ?

坂町は?」




「もう帰っちゃったよ。

なんか用事があったみたい!」