〈 私は今朝あったことをグループチャットの仲間に話さなくちゃ…… 〉




私はしばらくして、ようやく冷静になり泣き止むと、仲間たちの顔が頭に浮かんで、普通ではない精神状態のまま学校に向かった。




今朝の出来事で、夏希の私への憎しみが痛いほど伝わってきて、私は胸が苦しかった。




手の届かない憧れは、いつしか憎しみに変わってしまうのだろうか?




私は学校へ行く途中も、背後から夏希に見られているような気がして落ちつかなかった。




〈 まるで夏希が、ずっと私を見張っているような気がする。

いつか私の隙を狙って、私を襲ってくるかもしれない。

でも私は振り返らない。

背後にいるかもしれない夏希の顔を見たくはないから…… 〉