あれから3日…―――


今まで不安定だった天気が嘘のように3日とも暑すぎるほどの晴天だった。


だけどサヤには会っていない…


どんな顔して会えばいいか分からなくて、俺はまた逃げているんだ。


今日も同じ…俺はサヤを避ける。





……で、何でこんなときに会うんだよ…。



「はぁ…」


思わず溜め息が漏れる。



「あからさまに嫌そうな顔するなよ」


「別に…」




嫌でも先生の話を思い出す。

サヤが記憶をなくした経過を思い出す。


こいつの顔を見た瞬間、怒りが沸々と湧き上がってきた。