…ピンポーン…――― しつこい奴だな…。 無視してればそのうち諦めるだろ。 ベッドから起き上がるのをやめた。 4度目の呼び鈴は鳴らず、諦めたことを意味する。 「はぁ…やっとで眠れる」 そう思い静かに目を閉じた瞬間、枕元に置いていた携帯が鳴り出した。 ~♪♪~♪♪~♪♪ 「………!!」 その音は頭にガンガン響いてきて少しイラッとさせる。 携帯に手を伸ばしサブ画面に目をやると俺は固まった。