「………」




カーテンの隙間から差し込む明るい光。


今日は晴れたのか…


正直、風邪をひいてよかったと思った。

外が晴れてるってことは今日はサヤが来ているだろう。
どんな顔して会えばいいのかわからない。


別に会いに行かなきゃいいんだろうけど、会えないちゃんとした理由があることに安心していた。


きっとサヤはいつものようにあの笑顔を向けてくるだろう。

だけど俺は…?


どんな目でサヤを見るのかわからない。

そんな自分が怖かった。