どーしよう、落ち込んでる人をさらに落ち込ませちゃったよ!



どーしよー?!




「わ、私は女だから2番目で…

もし柳澤くんが女だったら、2番目だよ!」



訳のわからないこと言っちゃったよ!!





「ブッ…



オレが女?!

ないない!

今だって、高梨さんの胸、柔らかかったなぁって思ってたのに!」





肩が揺れてる…




泣いてないよね?






てことは、笑ってる?!







ん?




んん??



胸???





「なっ、なんの話?!」



全然話がわからない…



なんで今、そんな話に?!





「あれっ?気付いてなかった?

抱きついたとき、顔が胸に当たってたし!」





「えぇ〜??!!」



廊下に叫び声が響く。







「バカッ?!

誰かに見つかったらどーするんだよ!!」




手で口をふさがれた…







キャアーーー!!!




胸?



顔に当たってた?




全然気付かなかった!!






口がふさがれていて、声にならない叫びが頭の中を駆け巡る。




手足をバタバタ…




ジタバタもがく。




心臓がバクバクする!!




止めて!



私に触らないで!!




力尽くで抱きしめられるように、抱えられて教室に押し込められる。