「あかねと、離れたくないよ…」



「あたしもだよ。

でも、静香はもっと離れたくない人がいるんだよね?」




う〜ん…




あかねは、わたしの気持ちを知ってる唯一の人。




苦笑い…



「告白はしないんだよね?

大矢に、いろんな子がコクってるけど、バスケがやりたいからって断られてるしね!」



茶化すように話す。




大矢…かぁ。




やっぱりモテるんだ…




わたしなんかが告白したって、ムリだ。




「告白はしない。

見てるだけでいい…」




「うん、わかってる。

クラスも6分の1の確率だし。

バスケの練習は、見られるし!」




明るく励ましてくれる。






そーだよね。

バスケは、見られる。頑張って、バスケ部の練習見に行けるようにしよっ!