そんな生活を続けて、いつの間にか雪が降る季節。




「来年も一緒のクラスだといいね!」




仲のいいあかねが、いつもの昼休み、何気なく言った。




「えっ…」




そーだった。




4月になれば、あかねとも三浦くんとも離れてしまうのかも…




この生活がいつまでも続く、そんな気がしていたのに…




「静香?

どーした?」




あかねの声も耳に入らない。




教室で食べていたお弁当を机に置き、うつむく。





わたしは、バスケの練習をこっそり見ているだけでよかった。




でも、



クラスが離れてしまったら…




教室で友達と笑いあう顔も…



声も…





三浦くんのいない世界が考えられなくなってた…