あの日から、彼の背中を見つめるようになったわたし。




人気者の三浦くん。




いつもバスケ部の練習には、沢山の女の子の姿があって、人気があるのがすぐわかった。




一緒に見学する勇気がなくて…




たまに、バスケ部の練習後の自主練をやってる。そんな話を聞いて。




あの日もそうだったんだ…




それからわたしは、先生の用事や、委員の仕事を積極的に引き受けた。




その時間なら、下校時間が過ぎ女の子たちがいないから。




一生懸命、仕事をこなした。




…少しでも練習が見たくて。





たまにしかやってないから、頑張って用事を済ませても、帰りに体育館の電気が消えていると疲れが倍増…



電気が付いていると、それまでの疲れが嘘のように消えていた。