「ねぇねぇ。来週の日曜日空いてる?」
ご飯を食べていると向葵たちに聞く一夏。
今日はお花見に誘うために向葵と駿を
昼ご飯に誘った。
そして今、屋上で5人で食べている。
「俺ら?俺は空いてる。向葵は?」
「駿はいつでも空いてるだろ。俺も空いてる。」
「いつでもって…失礼だな!…で?なんで?」
たしかに駿はいつも暇そうだな。
「華美。何笑ってんだ!」
「別に笑ってないよ〜。」
「笑ってる!」
「駿、だまれ。」
笑ってる私を責める駿を向葵が止める。
「で、なんでそんな事聞くんだ?」
「夏映らね。来週お花見行くんだ。だから一緒に行こうと思ってさ!行くよね?」
「いいぜ。5人だろ?」
「うん!そうだよ!」
やった!向葵も来る!
じゃなくてこれは告白するために
誘ったんだよね。
喜んでる場合じゃないじゃん!
頑張らなきゃ…。
「よし!そうと決まったらお弁当作らなきゃ!」
「え!俺らの分も!?」
「誘ったのは一夏らだしね。3人で作るよ」