この時、私は彼に不思議な思いを抱えた。

同じような世界が見えているのではないかと。


私は今まで

色を見たいとも思わないし

不便とも思わなかった。


それなのに。


私は彼の瞳の色を見てみたいと思った。


…世界の色をみたくなった日。



この日から私の日常が変わっていった