暖かい風が、私の髪を揺らす。

??「よ、蘭莉。久々だな。」

そう言ってニヤッと笑う目の前の男。

蘭「…。」

??「何で無視んの?話そーよ?久々の再開だし、ね?ほらー、零莉の事、もっとあの時以上に話そうよ?」

そう言って、私の腕を掴む。

蘭「…なして。」

??「んー?」

蘭「離してっ!零莉の何が分かるのよっ!気安く零莉の名前を呼ばないでっ!!」

取り荒らしていた。

零莉と言う名を聞いてつい、ムキになってしまった。

でも、それくらい、この男に腹が立ったのだ。

そう。

コイツは、私の相棒だった、花咲零莉(ハナサキレイリ)を…