こういう時の、インターネット。
いそいそと、スマートフォンでネット検索してみると、それが『スナックやバーなどの接客係の女性』、いわゆる『ホステスさん』を指す言葉だとすぐに分かった。
でも、そっち方面の情報に疎い私には、イマイチどんなことをするのか、具体的に想像ができない。
その時、
ピロロン、ピロロン。
眉根を寄せて首を傾げていると、スマートフォンが鳴った。
メールの着信音だ。
『高崎和彦』
――高崎さんだ!
着信窓に表示された名前に、どきんと鼓動が跳ねた。
きっと、彼も新聞を見たに違いない。
たぶん、心配してメールをくれたのだろう。
そう感じて、沈んでいた気持ちがぷっかりと、浮上する。