「おはよ~!」
張りつめた教室の中で響く声。
この声の持ち主は、谷原 逢菜(たにはら あいな)。
私の友達。
ちなみに、私というのは…
「音ー!どこー?」
あ、呼ばれてる。
そう、私の名前は、音。
蓮野 音(れんの おと)
「ちょっと。音、また迷子?しっかりしてよね。」