ーそれはまるで自分と月島くんだけの世界になった様で。


「えとっ、俺は……翠ちゃんが好きなんだ。付き合ってくれるかな…」

ー夢の様で。

「は、私も好きですっ。良ければ付き合ってくださいっ」

私は今日から,

月島くんの彼女なんだって心から喜んでいたのは、今でも覚えている。

それは、甘酸っぱくて初々しい最高の初恋になるはずだった。